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灰羽連盟(終)

第13話 レキの世界・祈り・終章
「さようなら」
haibane13-1
皆が寝静まった夜、レキは一人部屋を出て行く。
目が覚めたラッカはレキを追う。

レキの部屋に入るが電気が付かない。
ラッカはレキから貰ったライターを明かりにする。
こういう小道具の使い方も上手いなあ。
部屋を探してもレキは居なかった。
ラッカは意を決して、入るなと言われた部屋の扉を開ける。

その部屋にはレキの見た夢の風景が壁一面に描かれていた。
haibane13-2
ラッカはレキに灰羽連盟から預かったレキの真名が書かれた札を渡す。
レキは要らないと言うが、ラッカに言われ見ることにする。
その中に入っていた、話師が書いたと思わしき紙を読む。
自分の名が「引き裂かれたる者」という意の「轢」と知って呆然とするレキ。
「私はここで、自分を捨てたんだ」
まさか、自殺って事ですか。
だとしたら罪憑きというのは……

レキは自分が良い灰羽であり続ければ、いつかは罪悪感から逃れられると思っていた。
レキはこの街は牢獄、そして壁は死だと言う。
この部屋という繭から、暗い夢からレキは抜け出す事が出来なかった。

レキの7年間の思い出。
オールドホームから家出する。雨に濡れているのをヒョコとミドリに見つけられる。ヒョコに羽を黄色く塗られる。ミドリが泣き叫ぶ中、ヒョコとスクーターを走らせる。雨の中、血に濡れるヒョコ。灰羽連盟に取り押さえられる。ミドリに石を投げつけられる。
haibane13-4
「誰かを信じる度に、必ず裏切られる。だからいつか、信じるのをやめた。傷つかないで済むように、私は唯の石ころになった」
思い出の中の石ころからの場面転換が素晴らしいです。

自分の心の中が暗く汚れているのに、他人からは良い灰羽だと思われている事を皮肉るレキ。
ラッカはレキはいつだって優しかったとそれを否定する。
そんなラッカを妬んでいたとレキは言う。
「レキは井戸に落ちた私を探しに来てくれた。ずっと看病して薬を取って来てくれた。苦しい時、レキはいつだって傍に居てくれた」
そう言うラッカに、何故自分がそんな事をしたかという理由を話す。
haibane13-5
ただ、救いが欲しかったから。誰かの役に立っている時だけ、自分の罪を忘れる事が出来たから。
そしていつか神様が来て、赦しを与えてくれるんじゃないかって、そればかり考えていた。
それを聞いたラッカは耳を塞ぎ、やめてと泣き叫ぶ。
衝撃的なカミングアウトですね……

「ラッカ。私にとって、ラッカはラッカでなくてもよかったんだ」
レキはラッカの繭を見つけた時、ある賭けをした。
この灰羽が自分を信じてくれたら、自分は赦される。そう無理矢理言い聞かせた。
レキが優しかったのは、打算だけじゃなくてクラモリの影響もあったんだと信じたいです……
haibane13-6
「全部、嘘だったんだ。私は自分が救われればそれで良かった。ラッカが私を信じたのが間違いだった。分かったら出て行って。出て行けっ!」
扉まで追い詰められたラッカ。部屋を出て行く……
「初めから、赦される訳無かった…」というレキの台詞が悲しい……

レキに聞こえる列車の音。その音が部屋まで来たらレキは消える。少女はそう頷く。
この少女はレキの前世とか、そんな感じでしょうか?
「私には救われる資格なんてない」というレキ。
「私は助けてって言うこともできないの?」と少女は言う。
少女の体は黒く染まり、崩れ始める。
haibane13-7
どれだけ願っても一度も救いは訪れなかったと言うレキ。
「だってレキは一度も助けてって言わなかった。待ってただけ。」と少女は言う。
言葉に出して伝えなくては、他人には伝わらない事がありますからね。
レキは怖かった。もし、誰も返事をしてくれなかったら。自分が本当に一人ぼっちだとしたら。そう考えてしまった。
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崩れ落ちる少女を抱きしめる。だが、少女は完全に崩れてしまう。
列車の音がレキに聞こえる。壁を絵の中から列車が近づいてきていた。
怖いなあ……

窓から吹いた風でクラモリの絵に掛かっていた布が外れる。
ラッカは絵の裏にレキの日記を見つける。
ラッカの繭を見つけた時の事も書いてあった。
打算だけでラッカを世話していたとかじゃなくて、本当に良かったです。
ラッカは繭の中で聞いたレキの声を思い出す。
haibane13-9
「私がいつも一緒にいるから、何があっても貴方を守るから。だから、私の最後の希望を貴方に託す事を許して」
自分が最初からレキに守られていたと自覚するラッカ。
「私はレキを救う鳥になるんだ!」
ラッカは意を決して扉を開ける。
ここはこの作品の中でも特に素晴らしい場面だったと思います。

部屋の中は赤き月が空に浮かぶ、石ころが敷き詰められた線路だった。
線路に倒れているレキを見つけるラッカ。
だが、少女に腕を掴まれ動く事が出来ない。
「レキはここで消える事を選んだの」
レキは私に救いを求めていたと、少女の言う事を否定するラッカ。
「私を呼んで!私が必要だって言って!」
ラッカはレキに向かって叫ぶ。
レキの目の前まで迫り来る列車。
haibane13-10
「ラッカ……、助けて…」
レキがそう言うと、ラッカの腕を掴んでいた少女が砕ける。
ラッカの手の中には真っ二つに割れた「轢」の札が。

絵から実体化した列車がレキの実に迫る。
haibane13-11
何かもう列車とかそういうレベルじゃなくなってますがw
あわや再び轢死する寸前、レキはラッカにより押し倒され、列車は通り過ぎていく。

ラッカを揺すり起こすレキ。
この時点でもうレキの羽は白くなってます。
目を覚ましたラッカに「ありがとう」と言うレキ。
「私は赦されたんだろうか?」とレキは言う。
haibane13-17
ラッカの手の中にあった割れた「轢」は、「礫」となっていた。
この名が変わるという演出は本当に素晴らしいです。
「もしも鳥がおまえに救いをもたらしたら、轢という名は消え、石くれの礫が真の名となるだろう」
話師はそうなる事を信じ、予め礫という名の新たな物語を記していた。
その鳥の役目をラッカは果たせたようですね。

「いつか、また会えるよね」
「うん、そう信じてる」
「私も信じる」
やばい、涙腺が……

巣立ちの日を迎えた灰羽は、ふっと居なくなるしきたりだから。
レキはラッカに目を閉じるよう言う。
haibane13-13
ラッカが目を開けた時、残されていたのは雪の上に広がる足跡だけだった。

「その者は険しき道を選び、弱者をいたわる事で呪いをすすいだ。 その心性は救いを得んが為の仮初のものであったが、今やその者の本質となった。灰羽が巣立つ時、踏み石となる古い階段がある。礫とはその踏み石であり、弱者の導きとなるものである。」
救いを求め、つくっていた筈の性格はもう本物になっていたという事ですね。

西の森から光が立ち昇り、レキは巣立つ。
ネムが悲しまずに安心している様子なのがまた良いです。

ミドリはヒョコに、レキが作ったレモンスフレを持っていく。
haibane13-14
「レモンは何色でしょう?」と言われ、ヒョコははっとする。
ここで黄色が「私は馬鹿です」だと意味が通りません。 ヒョコがレキの羽に塗った色も黄色でした。
という事は、本当の意味は「貴方の事を愛しています」とかそんなあたりでしょうか?

レキは暗い夢を描いていただけじゃなく、この街の絵もたくさん描いていたようで良かったです。
haibane13-15
また春が来て、ラッカは双子の繭を見つける。
ここは第1話と同じような感じで、嬉しかったなあ。

みんなに知らせるべく、駆け抜けるラッカ。
「私は、レキの事忘れない」


全編通して、雰囲気が素晴らしいアニメでした。
けっして雰囲気だけではなく、物語も非常に深いものでした。
最後にレキがラッカによって救われ、後味が良かったのも良いです。
製作スタッフの皆さん、素晴らしい作品をありがとうございました。



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テーマ:見たアニメの感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2009/11/10(火) 17:35:35|
  2. 感想:灰羽連盟
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